除雪・排雪作業(冬期道路維持作業)
今回の工事は、冬期の交通確保を目的とした除雪および排雪作業です。
積雪量が多くなると、道路脇に集積された雪が交差点や歩道を塞ぎ、通行の妨げになることがあります。
そのため、一定量を超えた雪は一時的に集積後、公共の排雪場まで搬出します。
地域の安全で円滑な交通を守るための、重要な維持管理業務です。
作業体制と配置
作業開始前には、当日のオペレーター・誘導員・ダンプ運転手の配置を通達し、エリアごとの注意事項を伝達します。
雪の量や道路幅を考慮し、各エリアへ均等に人員と機械を配置します。
この動画で紹介している現場では、大型ダンプ3~5台、4tダンプ3~4台をエリアごとに配置しました。
作業に使用している除雪機械は、いずれもキャタピラー910(バケット容量1.3㎥)。
コンパクトながら高い機動力と作業効率を持ち、住宅地や狭い道路でも安定した除雪が可能です。

現場確認と安全対策
同じエリアを長年担当しているオペレーターは、路面状況や危険個所を熟知していますが、
新規のオペレーターは事前に現場を下見し、危険箇所にはあらかじめカラーコーンやスノーポールを設置します。
また、急遽オペレーターが変更になった場合は、除雪班長や副班長が危険個所を共有し、事故を防止します。
冬期作業は視界不良や路面凍結など、常に危険と隣り合わせのため、情報共有と安全確認が欠かせません。
エリアごとの特徴と留意点
- エリア1
- 施工位置を正確に測量・確認したのち、マンホール設置に必要な深さまで地山掘削を行います。
周囲の地盤が緩まないよう、必要に応じて土留め支保工を設置し、安全を確保しながら慎重に掘削します。 - エリア2
- 掘削完了後、底部に基礎砕石を敷き均し、転圧を行って地盤を安定させます。
その上に基礎コンクリートを打設し、マンホール本体が沈下・傾斜しないようしっかりと支持層を形成します。 - エリア3
- 基礎コンクリートが硬化した後、コンクリート製マンホール本体を順次設置します。
各部材は専用吊具で吊り込み、丁張(ちょうはり)基準に基づいて高さ・位置を精密に合わせながら据付けます。
接合部にはモルタルを充填し、水密性を確保します。 - エリア4
- 上下流の下水道管をマンホールに接続し、流下方向・勾配を確認します。
通水試験で異常がなければ、周囲を砂や良質土で埋戻し、転圧を行い地盤を復元します。
工事のポイント
正確な測量管理:排水勾配の確保が最も重要であり、ミリ単位での高低差管理を実施。
安全対策:掘削深度が大きいため、土留めや作業員の安全通路を確保。
品質管理:モルタルの充填や接合部の止水処理を丁寧に行い、長期的な耐久性を確保。
まとめ
除雪・排雪作業は、冬期の道路交通を支える地域インフラの守り手といえる業務です。
積雪が続く中でも、オペレーターや誘導員、ダンプ運転手が連携し、
安全で効率的な作業を行うことで、地域の生活道路が守られています。
目立たない仕事のようでいて、実は地域の安心と安全を支える――
それが冬の現場で働く人々の誇りです。
提供
株式会社 石田建設
〒957-0072
新潟県新発田市日渡103番地
https://ishidakensetsu.co.jp/recruit-sp-lp
編集後記
「編集者失格」
撮影中、一人のご婦人が私に声をかけてきた。
「いつもきれいにしてくれて、本当にありがとう」
その手には差し入れの入った袋を持っていた。
近くにいた私を、作業員だと思ったのだろう。
私が受け取るわけにはいかないので、オペレーターをしていた
常務に作業を止めてもらい、引き継ぐ。
差し入れを手渡すと、足早にご婦人はご自宅に帰られた。
そのお家はとてもきれいな一軒家。
素敵なお庭は、雪が降り積もっていても
きれいにメンテナンスされているのが分かった。
いつも作業する彼らをしっかり見ていてくれたのだろう。
その映像は本編中にはない。
私がカメラを止めていたからだ。
あまりにも出来すぎた話で、“やらせ”になるのではないか。
そんな風に頭をよぎったのもある。
その前に“自分の目に焼き付けたい”と自分勝手な判断であった。
映像に携わる者として失格だ。
思い返せば、朝礼を撮影している時、会社の事務所には袋に入った
ビールやお菓子がいくつもあった。
住民の方からの差し入れだという。
みんなで分けて持ち帰るのだそうだ。
差し入れが欲しいという話では全くない。
その気持ちだけでも彼らを救っているという事実だけ。
差し入れをしなくても、声をかけなくてもいい。
心の中で、「生活を支えてくれている人がいる」という認識を
持ってもくれるだけで、素敵な社会になると思う。
